妊娠初期での引っ越し、大丈夫かな?
数ヶ月前、不妊治療に来られていた方が妊娠されました。
その方が妊娠6Wくらいになる頃だったと思いますが、
ご主人の転勤が決まって、他府県に引っ越されることとなりました。
引っ越しされるまでの間が2~3週間しかなくて
その短い期間で引っ越しの準備をされることや
きっとストレスもかかるだろうな?などと考えました。
何もお手伝いすることはできないのですが、
そう考えながら、心配していました。
当院で治療させていただいたのは、
妊娠8Wか9Wくらいまでだったと思います。
この時期は、とても大切な時期になります。
ちょうど、この頃が引っ越しの時期と重なっていましたので、
治療最後の日に、普段ならお願いしないことをお願してしまいました。
「引っ越し先で病院に行かれた後、良かったら、その結果を連絡いただけませんか?」と!
引っ越し先で、いつくらいに病院に行かれる予定か?を教えて下さっていたので、
その前後、少し、ドキドキしながら連絡を待ちました。
でも、思っていた頃には連絡がなくて、
もしかして・・・と良くない感情が浮かんできましたが、
その数日後、順調です!と連絡があり、
連絡が遅くなった理由も分かり、とても安心しました。
ご連絡いただき有難うございました。
また、そのときに私にとってもとても嬉しい言葉もかけていただきました。
本当に嬉しかったです。
多くの方がそうですが、
病院での不妊治療を始められると、
普段、不妊治療のことを考え過ぎてしまったり、
病院で言われたことが頭から離れなくなって不安になられたり
病気でもないのに、どこか悪いのではないか?と考えられたりされます。
鍼治療についても同じように考えられる方もいらっしゃるのではないか?
と考えることがあります。
治療には週に1回、治療にお越しいただくことが多いためです。
でも、私は、不妊治療をしているのだ!
という意識になっていただきたくないなぁ~!と思っています。
治療をすること事体を忘れることは無理かもしれませんが、
鍼治療のメインは、今、身体に感じている症状を改善するたのめもので
不妊治療はそのついで行っている!
と思っていただけるようにしたいと思っています。
ですから、その症状も改善できるように治療を行っています。
今回の方も治療に来られた当初、咳喘息の既往がおありでした。
そして、妊娠された後のことも考えたとき、
今、少しでも咳喘息の症状が出ないように治療することで
妊娠された後も咳喘息の症状が軽くてすむのはないだろうか?とも考えて
咳喘息の治療もさせていただくことを了承していただき治療させていただきました。
治療前には、咳が少し出ていらっしゃるようでしたが、
初回の治療後から咳の症状はかなり楽になられていました。
あれから、数ヶ月経ちます。
もう安定期に入られて、ずいぶん経っていると思いますが、
安定期に入った後もいろんなことがあると思います。
また、妊娠後期になって、何等かのきっかけで咳喘息になられた方もいらっしゃいました。
ですから、どうか、無事にご出産されることを心から願っています。